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クリスマスパーティーの余韻が覚めやらぬ年の暮れ、YOOの大好きなおばあちゃんが亡くなった。

腸閉塞で緊急手術をし、術後の入院から二年半、以後二度と自分の足で立って歩くことは叶わなかった。
やがて座っていることも出来なくなり、この2年は完全に寝たきりの状態だった。

YOOも、ときおり病院に見舞いに行っては、学校であったこと、楽しかったことなどをしきりにおばあちゃんに話して聞かせていた。

最初の頃は「手術をすれば、また元気になる」と期待していたが、長引く入院はおばあちゃんの脚の機能を衰退させ、それ以後みるみる体力が落ちていき腕も手も動かなくなり、やがて心臓も力尽き、YOOをずっと可愛がってくれたおばあちゃんは遠い空の上に昇っていった。

お通夜を終え火葬場の待合室で待つ間、口数が減り顔色も少し悪くなっていた気がしたが、焼却炉から出てきたおばあちゃんのお骨を見るや「気分が悪い」と言って青くなっていた。

入院したての頃「自宅に帰る」と言って周囲を困らせていたおばあちゃん。
遂に願いは叶わず、お骨になって自宅に帰ってきた。

YOOは、おばあちゃんの遺影とお骨が供えられた仏壇の前で、俯いたまま何時間も座っている。

小さい頃、毎週のように遊びに来ていたおばあちゃん家。
会った事もないおじいちゃんの遺影に向かい、線香をあげていた。

しかし、今回は二日前まで生きていたおばあちゃん。
小さい頃から可愛がってくれたおばあちゃんの死を目の当たりにして、YOOは線香を炊く意味を理解したのだろう。
冬休みの楽しい計画は、ことごとく失われていったが、取り乱すこともなく不思議なほど受け入れてくれた。

そして、硬い表情のまま、おばあちゃんの遺影を見つめていた。

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